鬼無里のミズバショウ 急げばまだ楽しめます
鬼無里の奥裾花自然園の水芭蕉 おすすめ
今週の平日、ミズバショウで有名な長野県の鬼無里(きなさ)の奥裾花(おくすそばな)自然園に行ってきました。
以前から鬼無里にミズバショウの大群落があると知っていたのですが、実際に見てスケールの大きさに驚きました。
自然園の2.3km手前に駐車場があり、ここに車をとめました。ここから先一般車両は通行できません。
駐車場から少し登った所にある料金所で入園料410円を支払ってスタート。ゴールデンウィークから5月15日の日曜日まで、長野から特急バスが運行されていたほか、自然園の800m手前まで、駐車場からシャトルバス(有料)が運行されていました。
奥裾花自然園にはミズバショウの群生する湿原が二つあり、歩いていくと最初に着くのが「今池湿原」です。周回コースの途中には湿原に向かって座ることのできるベンチありますが、数が限られておりお昼時でもあったので満席でした。
ミズバショウは雪の消えた所から咲き始めるので、見ごろを過ぎたサイズのものも多々ある一方、見ごろサイズものも十分ありました。見ごろの最ピークを過ぎバスの運行も終わったものの、今年は残雪が多いので今でも十分見ごたえがあるとのことでした。清楚で可憐な姿を十分堪能しました。
奥の方にある「こうみ平湿原」は残雪もまだ多く、ミズバショウも全般的に見ごろサイズですが、今池湿原に比べると湿原のスケールは小さめです。
ブナ林コースは、すれ違う人もなく、静寂の中のウォーキングでした。熊鈴を持って来なかったので不安が若干よぎりました。
今池湿原の近くにひょうたん池、こうみ平湿原の近くに吉池があり、クロサンショウウオの「卵のう」が産みつけられていました。6月下旬になると、今度はモリアオガエルの産卵がピークを迎えるようです。
アドバイス
雪解けによる「ぬかるみ」があるので、登山用シューズや長靴など濡れと泥汚れに強い靴を履いていきましょう。
今池湿原のミズバショウが育ちすぎていたら、こうみ平湿原に足を延ばしてみましょう。
熊鈴は、特にブナ林コースを歩く場合あった方が安心です。
見ごろのピークはその年の残雪量によりズレます。
ペットは入園できません。
(2022年5月19日訪問)