#77座目 赤石岳
余裕の日程で苦労なく登る
76座目の悪沢岳を午前中に登り、その日の午後77座目の赤石岳に登りました。
ここまでの日程は、
入山1日目:畑薙第一ダムから東海フォレストのバスで二軒小屋ロッジ入(椹島で乗換え)
入山2日目:二軒小屋ロッジから千枚岳を越え千枚小屋まで
入山3日目:千枚小屋を出発し午前中に悪沢岳に登頂
入山3日目、悪沢岳のあと荒川小屋でカレーライスの昼食をいただき、赤石岳に向けて出発しました。まず大聖寺平に登り返し、小赤石岳を経て、赤石岳山頂へ、荒川小屋から約2時間半で割とあっけなく着いた感じがしました。
赤石岳頂上避難小屋は、避難小屋という名前ですが、この時期は管理人さんが常駐で二食付で宿泊できました。入口を入ってすぐの所に衣類を干せる部屋があるのも嬉しいです。
入山4日目の朝、ご来光を目指して小屋の主人と赤石岳頂上へ向かい、日の出を待ちます。
主人はこれが日課のようです。
残念ながらガスが濃く、ご来光は望めませんでしたが、わずか15秒程度富士山が姿を見せてくれました。
今日は椹島目指して大倉尾根の長い下りが待っています。小屋を出発して30分位すると富士山が姿を見せてくれました。
小赤石岳の手前を右に折れ、急降下が始まります。富士見平では名前のとおり、富士山が望めます。赤石小屋ではヘリコプターがホバリングをしながら何やら作業をしていました。
この後はひたすら椹島めざして黙々と下り、東海フォレストの登山バスで畑薙第一ダム夏期臨時駐車場まで運ばれました。
体力的にきついだろうと予想して臨んだ赤石岳・悪沢岳でしたが、苦しいと感じることもなく登り終えることができ、自分でも信じられないというのが本当のところです。その要因として考えられるのが、下記の二点だと思います。
①初日いきなり千枚小屋まで登らず二軒小屋で1泊したことによるゆとり
②反時計回りに登山したことにより大倉尾根の長大な登りを回避することができたこと
時計回りに歩いたことはないものの、このコースの反時計回りはお奨めだと思います。
(2015年8月下旬登頂)