#73座目 魚沼駒ケ岳

枝折峠のトイレをあてにしてはいけません

 魚沼駒ケ岳は別名越後駒ケ岳とも呼ばれます。
 ルートは枝折峠からの日帰りピストンを選びました。
 登山当日、峠の駐車場に着いてみると、夜明け前にもかかわらず、日曜日のせいか満車寸前でした。
 身支度を整えていると、山から降りてくる雲が滝のように谷に落ちていく幻想的な光景を眼にしました。

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枝折峠にて

 幻想的な光景の後、今度は幻滅的な現実を見ました。詳細は略しますが、峠という水のない場所に水洗トイレを設置したため、機能していないのです。
 ここのトイレをあてにしてはいけません。

 枝折峠から山頂への往復は、地図の標準コースタイムが11時間程度で、長い一日になります。秋の彼岸時期なので、それほど余裕はありません。
 登山コースの最初の方は、道行山、小倉山と似たようなピークを越えながら行きます。稼いだ標高を下りで失ってしまう所もあり、我慢のしどころです。

 その先の我慢どころは、百草ノ池から駒の小屋までの登りでしょう。急登の続く辛い区間です。駒ヶ岳山頂に着くと、360度の眺望が待っていました。駒ケ岳とともに越後三山の一員である、中ノ岳と八海山が指呼の間に聳えています。

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魚沼駒ケ岳山頂からの八海山

 下りは全く同じ道を戻りました。最後の明神峠への登り返しが長い一日の最後に待っていて、辛い区間でした。

(2014年9月下旬登頂)

シルバーラインを走る方へのアドバイス
 枝折峠へ、奥只見シルバーラインで銀山平に抜けてから向かう場合、運転には十分注意をお願いします。
 私はシルバーラインを危険な道路だと思っています。殆どがトンネル区間でトンネル内がカーブしているのはまだしも、一番怖いのは、狭いトンネル内をトレーラーがたくさん走っていて、しかも荷台部分の幅の方が広くなっているものがあり、すれ違うまで気づきにくいことです。荷台の出っ張っている所に赤ランプでもつけてもらわないと、危険きわまりない車両です。