#54座目 焼岳(噴火警戒レベルに注意)

パノラマ大展望の山

 焼岳は活火山で、晴れた日の山頂からの展望が見事な山です。特に笠ヶ岳から槍ヶ岳の山並みや霞沢岳の眺望に優れていて、眼下に箱庭のような上高地を見おろすことができます。

 土曜日ゆっくりめに出て上高地入りし、小梨平キャンプ場のバンガローに宿泊しました。
 日曜日は梓川を右岸(上流から下流に向かって右側)に渡って焼岳を目指します。しばらくは平坦路ですが、やがて登りになり急登もあります。小さな梯子場を越えて1時間弱後、今度は大きな梯子場に出て、なおも登り続けると新中尾峠です。ここには小さな焼岳小屋が建っています。

 新中尾峠から展望台へ登り旧中尾峠に下ります。ここから急登に耐えて焼岳北峰の頂上に到着。南峰は火山活動のため立入禁止でした。
 眺望は素晴らしいの一言です。特に北側の笠ヶ岳から槍ヶ岳までの大パノラマには息を飲みました。槍穂連峰はタテめに並んで重なり気味で、本来の迫力を感じるには常念岳や笠ヶ岳から見るのがよさそうです。

笠ヶ岳から槍ヶ岳
焼岳山頂から望む笠ヶ岳(左)~槍ヶ岳(右)

 いつまでも飽かず眺めていたいところですが、後ろ髪を引かれる思いで山頂を後にしました。中の湯へはバス停への旧ルートと旅館への新ルートがあるのですが、旧ルートの状況が不明のため新ルートを選択。このため中の湯旅館からバス停まで30分程度舗装道路を歩くことになりました。上高地から来るバスに乗り、松本に出て中央東線で帰途につきました。

噴火警戒レベルに注意

 焼岳の噴火警戒レベルが、2022年5月24日から7月12日の間レベル2に引き上げられていて、焼岳登山が禁止になっていました(投稿日時点の情報)。
 登山を計画する際は、最新の火山情報に注意するとともに、ヘルメットをはじめとする必要装備を持参しましょう。

 気象庁HPはここをクリック

(2011年9月下旬登頂)

ディフィンドフューチャー