四阿山

北アルプスの山名解説付き展望台

 菅平牧場登山口から根子岳方面へ30分程度登った所に展望台があり、北アルプスのほぼ全山を見渡すことができます。そして山の名前が判るような看板が設置されています。上段には冠雪期の写真、下段には山の形のイラストと山名が表示されています。槍穂連峰や鹿島槍ヶ岳のような特徴のある山は覚えやすいのですが、見分けにくいような山も親切に示してくれているので、ありがたい存在です。
 ちなみに、長野県小川村の小川アルプスライン(県道36号線)も北アルプスの大展望台で、大好きな所です。冬の雪化粧をした姿も良いですが、残雪期になると緑のコントラストが加わるので、春が眺めのベストシーズンだと思います。 

 四阿山には2回登っており、新しい方の山行について記します。

 早朝に菅平牧場登山口駐車場から出発、まずは根子岳を目指します。牧場に沿って登っていくと、牛がのどかに草を食んでいます。前述の展望台で北アルプスを眺めてから再出発。根子岳へは約2時間の登りです。
 根子岳から四阿山へは、2時間程度の稜線散歩です。笹原の中を行くので展望にも恵まれます。前方の四阿山の姿よりも、振り返った根子岳の山容の方が、私の好みです。

根子岳
四阿山への稜線から返り見る根子岳

 私は四阿山という山名しか知りませんでしたが、これは信州側からの呼び名で、上州側からは吾妻山と呼ばれるそうです。群馬県側の吾妻川や吾妻線(鉄道)の名前の由来を理解できました。
 山頂にはそれぞれの方向を向いた二つの祠があります。
 下山は中四阿を経由して菅平牧場へ降りました。凡そ2時間の行程です。
 駐車場から周遊できるので、おすすめコースと思います。

 とにかく四阿山だけを短時間で登りたい方には、群馬県側のパルコール嬬恋スキー場からリフトを利用するコースがありますが、これだと根子岳を通らないのと、単純ピストンになってしまいます。

(2006年9月登頂)(36座目)
(2015年8月再登頂)

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