八ヶ岳
真教寺尾根・県界尾根は歩きにくかった
首都圏に住む私にとって、アクセスが便利で高山気分の味わえる八ヶ岳は何度も登ってきました。ここでは、赤岳日帰り山行について記します。ただし、おすすめではありません。
真教寺尾根を登り県界尾根を下ったのですが、そもそもコース選択が良くありませんでした。
サンメドウズ清里スキー場の駐車場に車をとめて出発。目の前のスキー場散策路が気持ち良さそうなので、ここを登っていったのが失敗の素。スキー場上部から真教寺尾根ルートへの入り口が判らず時間をロスしました。スキー場の縁が登山道に接しているだろうとの自分勝手な思い込みが原因です。
最初から真教寺尾根ルートに取りつくようお勧めします。
歩き回って真教寺尾根ルートへの入口を何とか見つけ、気を取り直して再スタートです。
牛首山まで急登です。すぐ先の扇山を越えて、その先赤岳へは鎖場もある急登です。
赤岳は急峻な独立峰なので、山頂の展望は素晴らしいの一言です。
帰路は県界尾根を下りましたが、二度と使いたくないと思うルートでした。通常の鎖場は、足場があって鎖は補助的に使用しながら歩くのですが、ここの鎖場は滑りやすい一枚斜面に鎖をぶら下げてあり、不本意ながら鎖にぶら下がり気味にならざるを得ないような箇所がありました。鎖が切れたり、付け根が外れたりした場合には、大惨事になるのでゾッとします。
大天狗を過ぎ、小天狗を右に折れて大門沢に降り、今度は左に折れて沢沿いに下るとスキー場に戻れます。
赤岳への主要ルートをほぼすべて登っていたので、今回このコースを選択してみたのですが、歩きにくいワースト登山路を組み合わせてしまったような山行でした。特に下山には二度と使いたくありません。
ガイドブックを何冊か調べてみたら、このコースをモデルコースとして紹介している本はなく、その理由が何となく理解できた気がしました。
(2015年7月再登頂)