霧ヶ峰 美ヶ原

 八ヶ岳周辺には、それほど時間を要せず登れる百名山が散在しているので、まとめて登るのに便利です。初日霧ヶ峰、翌日に美ヶ原を歩きました。
 深田久弥は、霧ヶ峰について、「山には登る山と遊ぶ山とがある」とし、霧ヶ峰は後者の代表的な山で、歌でも歌いながら気ままに歩くと記しています。
 また、日本人が高原に美を見出したのは、明治以降西洋の影響を受けてのことであり、その代表が美ヶ原であると記しています。

霧ヶ峰

 一日目は昼前にビーナスライン車山肩の駐車場に着き、ここからスタート。車山山頂へは30分程度です。
 手持ち時間によって、どのくらい歩き回るかを調整できるのも、霧ヶ峰のよいところです。

車山から見おろす白樺湖
車山から見おろす白樺湖

 山頂から北に向かい車山乗越に降ります。この先は人が減り静けさの中を北西方向に向かい、こんもりとした感じの蝶々深山を通って、物見岩に到着です。ここから西に向を変え奥霧キャンプ場跡地まで行きました。八島ヶ原湿原の東側に当たる場所です。時間のある方は、湿原を一周するのもよいと思います。
 折り返すように湿原の東縁を南下し、南東方向に向きを変えて、反時計周りに周遊するようにして車山肩へ戻りました。
 合計約3時間の高原散歩という感じでした。

美ヶ原

 二日目は三城に車をとめて美ヶ原を周遊しました。まずは急登に耐えつつ、ダテ河原を経由して王ヶ頭に登ります。標高差600m程度を一気に登る感じでした。
 山頂にはアンテナ塔群やホテルが建っていて、これらが三角点と同居する意外感のある山頂です。

 王ヶ頭から牧柵の間の平坦な道を、美しの塔へ向かいます。この辺りは放牧場になっています。

美ヶ原
牛ものどかな時を過ごす美ヶ原

 塩クレ場のあたりを左に折れると、ほどなく美しの塔に到着です。ここは美ヶ原のシンボルといった所です。
 塩クレ場に戻り、百曲コースを三城に降ります。時計回りに周遊した形になります。
 今日は合計約4時間の高原散歩でした。

 このほか、蓼科山もチョイスの対象になると思います。豊富なルートバリエーションから手持ち時間に合わせてコース選択することが可能です。

(2010年8月登頂)(霧ヶ峰46座目,美ヶ原47座目)

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