岩手山
岩手の宝
岩手山は「南部富士」とも呼ばれ、大谷翔平選手とともに、「岩手の宝」的存在です。
柳沢登山口からのルートを選択。登山口は豊富な湧き水に恵まれており、美味しい水で水筒を満たしました。併せて、避難小屋への薪の荷揚げ協力要請の看板を見て、薪を何本かリュックに詰めて出発です。
途中から七合目まで新旧両ルートがあり、登りやすいとされる右の新道に入りました。
旧道と合流した後、八合目にある避難小屋に到着し、薪をデポです。
この後、外輪山に出ると冷たい強風が吹いており、凍える寒さでした。防寒具を着用して歩を進め、岩手山最高峰の薬師岳に到着しました。外輪山には一定距離ごとに石祠が置かれていて、珍しい光景です。
下山はお鉢回りの残り約半周を回った後、柳沢登山口に戻るルートに入りました。
七合目の分岐で、登りと違う道を歩きたいとの気持ちが働き、旧道に入りましたが、これは間違いでした。火山礫の急な下りで制動が効きにくく、たびたびオーバーラン気味になり危険を感じました。少なくとも旧道を下りに使うのは、やめた方が良さそうです。
フィルムカメラ使い納めの山
フィルムカメラの時代に一眼レフに投資しすぎたため、私はデジカメに移行するのが遅れてしまいました。この岩手山までフィルムカメラを使用していました。
現像に出す手間もいらず、アルバム保存スペースも取らず、写真の経年劣化もないデジカメという便利グッズを、なぜもっと早く取り入れなかったのかと後悔しています。
フィルムから現像したプリントをスキャンして掲載してみました。経年により色あせしたプリントをデジタル化してもパッとしません。
2022年8月6日の日本経済新聞朝刊の報道によると、主要カメラメーカーは、コンパクトデジカメの開発を停止し、今後は高級ミラーレスカメラに経営資源を集中していくとのことです。日本のデジカメ世界出荷台数が、ピークだった2008年の約1億1千万台から昨2021年には約3百万台まで減少したのですから、カメラメーカーが生き残り策を強いられるのはもっともなことです。
レンズ交換式の高級デジカメで撮った画質は素晴らしいですが、ザックのウェストベルトのポケットに入るコンパクトデジカメは、登山中に機動的に撮れるので捨てがたい存在です。
開発投資をやめるのは致し方ないと理解するものの、生産だけは続けてほしいものです。
(2006年11月上旬登頂)(37座目)
秋の登山の最重要アイテム ライトと雨具
秋は日に日に昼間の時間が短くなるうえ、日没後急に真っ暗になります。ヘッドランプは年間を通して重要な装備で、忘れてはならないアイテムです。
氷雨に打たれて体を濡らすと、低体温症から命の危険につながりかねません。透湿防水の雨具は年間を通して必須装備です。