#68座目 火打山
池塘と湿原三昧の山
体育の日の三連休に火打山と妙高山を訪ねました。
縦走せず、火打山の後一度下界に下りて宿泊することにしました。50代に突入してから「最近いびきがひどい」と家族に言われるようになり、山小屋泊まりを敬遠するようになっていました。
金曜日は仕事の後に飲み会が入っていたので、土曜日は昼頃ゆっくり出て新幹線で長野へ。在来線に乗り換えて妙高高原まで行き、ここでレンタカーを借りて池の平温泉に投宿です。
日曜日の朝、笹ヶ峰牧場の駐車場に車をとめて登山開始。笹ヶ峰はデイキャンプで一日ゆっくりしてもいいような場所です。
登り始めて暫くはブナの森の中を歩きます。気が付いたのは実生苗(みしょうなえ)が多く見られることです。ブナの実は脂肪分に富んでいて、クマやリス等の大好物であるため、地上に落下すると殆ど動物に食べられてしまいます。よくぞこれだけ芽吹いたものだと感心しました。
その先は十二曲がりの急登を経て富士見平の分岐に到着。ここから左の道に入り高谷池を目指します。ちなみに右の道は黒沢池への道です。
高谷池は池塘が点在する絵になる湿原です。長時間のんびりしたくなる別天地です。
その先にも天狗の庭という、火打山を間近に望める湿原があります。
ライチョウ平に上がると雪が積もっていました。豪雪地だけあって初雪も早いようです。
山頂では風化したような三角点が出迎えてくれました。風雪に長年耐えてきたことがうかがえます。
下山は同じ道を戻りました。黒沢池を周遊したい気持ちもありましたが、既に湿原三昧していたのでパスしました。
69座目となる妙高山については、次回投稿します。
アドバイス:火打山から黒沢池を経てそのまま妙高山へ向かう方が、稼いだ高度を無駄にしなくて済むので、山中で一泊して縦走するのが体力的に楽だと思います。
(2013年10中旬登頂)