奥白根山
火口湖と外輪山がアクセントを添える山
奥白根山(日光白根山)は標高2500mを超える高山で関東以北の最高峰です。2001年5月に男体山に登った時、ひときわ高く聳えている白い頂を見て憧れていた山で、6年後に登頂が叶いました。山頂から五色沼へ一気に落ち込む東側急斜面の光景が瞼に焼き付いています。
2019年夏この山を再訪問しました。幌尻岳(2019年9月登頂)を控えて、その前月にトレーニングを兼ねて登ったものです。ここでは2回目の山行について記します。
菅沼登山口の有料駐車場に車をとめ出発。標高2578mの山頂まで名目標高差は約850mです。最近のガイドブックには、登山道の登り下りを累積した累積標高差を表示している親切なものもあります。
私は、名目標高差だけはおさえるようにしています。
何度か急登を交えながら高度を上げていくと弥陀ヶ池で、ここはもう外輪山の内側です。左に五色沼への道を分けて奥白根山を目指して登っていきますが、岩のゴロゴロした急登です。小ピークを越えて下って登り返すと大きな岩だらけの山頂です。
晴れた日は、遮るもののない眺望を欲しいままにできます。360度見回す山はもとより、東側急斜面の下には火口湖の五色沼を見おろすことができます。
下りはまず五色沼に降ります。湖畔は気持ちのよいところです。
五色沼から弥陀ヶ池に向かい、ここから往路を戻りました。
時間がない人や足腰に自信がない方には、日光白根山ロープウェイ山頂駅(標高2000m)からのコースもあり、名目標高差を約600mに縮めることができます。
もっとたくさん歩きたい方には、日光湯本温泉からの登山道もあります(名目標高差約1100m)。
各々の志向に合わせて色々なコースの選択肢があり、標高2500mの空気を吸うことのできる貴重な山です。
(2007年10月登頂)(40座目)
(2019年8月再登頂)