道東の百名山まとめ登り(羅臼岳･斜里岳･阿寒岳)

　北海道には日本百名山が9座ありますが、登山口間の移動距離が長いため、9座全部まとめて登る計画は多くの人にとって非現実的と思います。
　ただし、道東の羅臼岳･斜里岳･阿寒岳は比較的まとまった位置関係にあるため、飛行機+レンタカー移動を前提として1週間程度の日程でまとめて登ることが可能です。

阿寒岳→斜里岳→羅臼岳のプラン例

　乗り捨て不可のレンタカー会社もあるため、同一空港から周遊するプランを考えてみました。

第1日目
　百名山3座との位置関係から、女満別空港へ飛ぶのがよさそうです。
　阿寒岳の前泊地として阿寒湖畔温泉や雌阿寒温泉が候補となります(女満別空港から70km程度)。

第2日目･第3日目(雌阿寒岳･雄阿寒岳)
　日本百名山の著者深田久弥は、当初雌阿寒岳と雄阿寒岳両方への登頂を目指していたものの、噴火活動の影響で雌阿寒岳をあきらめました。入山制限のない現在、両山に登りそれぞれの良さを味わうことをお奨めします。
　斜里岳の前泊地となる清里町等へは100km程度の移動距離です。

第4日目(斜里岳)
　斜里岳へ登頂後、前泊候補地のウトロ温泉や岩尾別温泉入り(移動距離60～80km)。
　登山口の駐車台数には限りがあります。岩尾別温泉に泊まれば宿泊者用駐車場にとめたまま登山でき、駐車スペース探しの心配や手間が省けます。

第5日目(羅臼岳)
　羅臼岳は歩行時間が長いので登山口周辺でもう1泊するのが安全策です。

第6日目
　羅臼岳登山口近辺から女満別空港までの移動距離は100km程度です。

(注)上記はあくまで一例です。根室中標津空港から周回することも可能です。
　　なお、荒天に備えて予備日を設けるようお奨めします。

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