大峰山
行者還トンネル西口登山口へは東西どちらからアプローチするのがよい?
せっかく大峰山に行くのなら、2004年に世界遺産登録された大峯奥駈道を歩きたいと考えていました。しかし、新型コロナウィルス感染症が流行したため、奥駆道は将来の楽しみに回し、今回は行者還トンネル西口登山口からの当日中ピストンにしました。
関東地方から遠距離なため新幹線でアプローチしたかったのですが、感染対策のためマイカーを利用しました。前日自宅から三重県名張まで入り、ビジネスホテルに宿泊。名古屋の南方を通る伊勢湾岸自動車道から東名阪自動車道~名阪国道を通ったら思ったより近く感じました。
登山当日は、早朝名張をたち、大峰山の東側から行者還林道に入り行者還トンネル西口駐車場へ向かいました。思った以上の時間がかかりました。前日の運転時間を抑えたくて行程を名張までに留めたためですが、もっと近くまで入っておけばよかったとも思いました。
登山口から八経ヶ岳へは難なく到着しました。大峰山に来たら行場(修行のための険しい岩場)を通らないと物足りない感じもしましたが、それでも至るところ信仰の山をうかがわせる雰囲気がありました。下山後は林道を西側に下り、深田久弥が入山口に選んだ洞川温泉に立ち寄り帰途につきました。
登山路に難しい所はなく粛々と歩くだけですが、登山口までの行者還林道に東西どちら側から入るのかという選択肢があります。
まずは自分の出発地によるでしょう。東西どちらから入るか迷う場合、私が走破した経験によれば、林道は狭くすれ違いに窮する場所もあり野生動物も多いため、東側から入ると行者還トンネルまでの林道走行距離が若干短いのでベターと思います。また、大台ヶ原山と組み合わせて登る場合は東側が断然有利です。
大台ヶ原山(80座目)に登った時、日程の余裕が取れず、大峰山とセットで登れなかったことが、今思えば百名山全体行程として非効率でした。
大峰山と大台ヶ原山の両方が残っている場合は、日程が確保できるならセットで登られるよう奨めます。
(2020年10月登頂 日本百名山99座目)
(本ブログ投稿時点での注意情報) 林道での斜面崩落により現在行者還トンネル西口登山口に入れないようです。お出かけに当たっては、最新の情報を収集してください。