#86座目 霧島山

地球の鼓動を感じる山

 昨日宮崎ブーゲンビリア空港に着いた後、レンタカーを借りて出発し、霧島のホテルに到着。リゾートホテルだったので、静かに滞在できると期待していたのですが、宿泊客の9割以上は高校生の団体客、どうやらスポーツ合宿で泊っているようでした。

 このエリアへのアクセスは、宮崎ブーゲンビリア空港から宮崎自動車道を使って1時間半~2時間程度で、思ったより近いことを知りました。鹿児島から九州自動車道を使う場合は1時間程度だそうです。

 夕食の際、焼酎飲み放題オプションを追加しました。九州出身の友人から「南九州では酒と言えば焼酎のこと」と昔聞いたのを思い出しました。

 登山当日の天候は強い雨、えびの高原から韓国岳への往復にとどめました。
 山頂では、悪天候に加えガスで視界がきかず、韓国から見えた単独行の方一人と出会ったのみでした。

 えびの高原に戻り、えびのエコミュージアムセンターを訪れ、霧島についての知識を補いました。
 新燃岳を見ることができたなら、さぞかし迫力があっただろうと感じました。
 2020年10月に阿蘇山に登った際には、地球の鼓動を見える景色から感じることができましたが、今日はこのビジターセンターで学ぶことができました。

 今回の九州登山では、ミヤマキリシマツツジが至る所で見事に咲き誇っていました。
 関東地方では、館林つつじが岡公園が有名で、ここも素晴らしいのですが、九州のミヤマキリシマは花の絨毯を山の斜面に敷いたような感じで、様相が違うと感じました。
 ミヤマキリシマツツジについて調べると、霧島などの九州の深い山(深山)で咲くツツジというのが、名前の由来だそうです。火山の噴火で植物生態系が壊れた後、火山灰土壌に強い品種として最初に定着することと、葉が小さく花が多いことが、一面に花を敷き詰めたように見える理由であることがわかりました。
 芹洋子さんの歌った「坊ガツル賛歌」で歌には聞いていましたが、実物を初めて見て感動ものでした。

 九州の山を登るのなら、ぜひこの時期をおすすめします(混むかもしれませんが)。

miyama kirishima
韓国岳のミヤマキリシマ

(2019年6月中旬登頂)