日本百名山

日本百名山
白馬岳 気候変動の影響を受けている山

 白馬岳を代表する登山ルート「白馬大雪渓コース」が、2023年8月27日15時をもって閉鎖されました。昨冬の降雪量が少なかったことや今夏の猛暑が影響し、雪渓が崩落して危険が増したことによるものです。 3年前の2020年、 […]

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日本百名山
道東の百名山まとめ登り(羅臼岳・斜里岳・阿寒岳)

 北海道には日本百名山が9座ありますが、登山口間の移動距離が長いため、9座全部まとめて登る計画は多くの人にとって非現実的と思います。 ただし、道東の羅臼岳・斜里岳・阿寒岳は比較的まとまった位置関係にあるため、飛行機+レン […]

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日本百名山
雲取山

 三多摩地域(北多摩・南多摩・西多摩)が神奈川県から東京都に編入されたことにより、「この大首都はその一隅に二千米の高峰を持つ名誉を獲得した」と深田久弥は記しています。三多摩東京編入の背景には、水に関する利害がありました。 […]

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甲武信岳(こぶしだけ)

東大生の遭難で有名になった山  山岳遭難で有名な山として、まず谷川岳を挙げることができます。これは一つの山域での累計遭難死者数が世界的にも突出していたこと、それゆえギネス登録されたことが理由と思います。 そして甲武信岳は […]

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日本百名山
魔の山 谷川岳

 深田久弥は、谷川岳が有名になった理由として、魔の山と呼ばれてきたことを挙げています。この山での遭難死者数が世界のどこの山にも類を見ないほど突出していたため、こう呼ばれるようになったのです。 ただし、死亡事故は東面の岩壁 […]

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浅間山

火山観測体制日本一の山  1911年日本初の火山観測所が設置された浅間山は、火山監視体制の最も整った山です。 1783年に起きた天明の噴火は、5月に始まり約3ヶ月にわたる大規模なものでした。鬼押出し(山頂の北方4km)は […]

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乗鞍岳

戦闘機エンジンの開発が行われた山  深田久弥は、乗鞍岳について「戦後頂上まで登山バスの通じたことは一つの驚異」と記しています。その道路が建設されたきっかけは、第二次世界大戦中、この山で戦闘機用エンジンの高地試験が行われた […]

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五竜岳

戦国武将の家紋がある山  戦国時代この地域を勢力下においた武田信玄の家紋である武田菱が、残雪期になるとこの山の東面にくっきりと見えるようになります。あたかも武田軍勢が自国の領土であることを誇示するために彫ったかのように思 […]

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屋久島と白神山地

世界遺産登録後異なる道を歩んだ両地域  屋久島と白神山地は、1993年日本初のユネスコ世界遺産として登録されました。 しかし、両地域はその後対照的な歩みをたどりました。  屋久島は登録後観光客が激増し、世界遺産を観光資源 […]

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伊吹山と武甲山

石灰岩の山 削られる運命  伊吹山と武甲山の共通点は石灰岩の鉱床を有することです。山が削られ、近代建築に欠かせないセメントの原料になってきました。特に武甲山の山体変容が激しく山の北半分が消失した感があります。  武甲山の […]

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